仮想通貨(暗号通貨)とは
こんにちは。
仮想通貨投資始めるにあたり最低限必要な情報を自分なりに取り入れてみました。
今更とか、もう知ってるよ。と思われるかもしれませんが、さすがに知識&経験ゼロな私がいきなり飛び込んで成功できるのは不可能です。
少し勉強しましたので要点を復習がてらまとめてみたいと思います。
仮想通貨の基礎知識
そもそも仮想通貨(暗号資産)とは何なのでしょうか。
インターネット上で取引される形のないお金です。ネット上で使えるようなお金といったところでしょうか。
実態はなくても現実世界で使える通貨なんです。不思議な感じがしますね。
すでに海外ではお店のレジ前にVISAやMASTERなどのクレジットカードと並べて「ビットコイン」(暗号通貨)のステッカーが貼ってあり、暗号通貨が実際のお金のように扱われているんです。
日本でも、あのメルカリが「ビットコイン」(暗号通貨)での売買ができるよう準備していることが最近話題となりました。
このように自分が持っている暗号資産で商品を売買したり、別の誰かに送ったり、寄付として使うことができます。
別の一面として、法定通貨ではないという点があります。そう「仮想」の通貨なのです。(当たり前なのですが)
自分の財布に入っているお金、つまり紙幣やコインは、日本の法定通貨です。日本銀行が発行しています。
国の法定通貨は、国の事情や政策によって発行量が変化します。この点は、諸外国でも同じです。
つまり、法定通貨は価値が変動します。「円安」「円高」と表しますが、世界から見て日本の円の価値が上がったり下がったりするのです。
典型的な例がアフリカのジンバブエ国の通貨、「ジンバブエドル」です。2000年代に激しいハイパーインフレを起こした通貨です。
2008年ごろ、ジンバブエは、年間インフレ率約2億3000万%という歴史上類のないハイパーインフレに見舞われました。
そのため100兆ジンバブエドル紙幣というものが実際に使われていました。
わかりやすく円に例えると、100円ショップが次の日には「5000億円ショップ」になるということ。通貨の価値が、50億分の1に下がったので、今までの50億倍のお金を出さないと同じものが買えないという事態に陥りました!
大げさな例かもしれませんが、法定通貨は上記のようなことが起こりえるのです。
その点、仮想通貨は発行元や発行している国は存在しません。また、仮想通貨はあらかじめ発行量が決められているものがほとんどです。
それがどうした?って思ってしまいがちですが、利点があるんだそうです。
まず、国境などの境はなく世界中どこでも使える通貨です。
アメリカに旅行に行くとき、必ず日本円から米ドルに両替しますね。両替手数料も発生します。仮想通貨ならその必要ありません。
そして、どこかの国や特定の人が発行したわけでないので、一つの国が経済破綻してその紙幣の価値がなくなるというようなことは起こりません。
決められた発行量に基づいて、世界中の人が売り買いします。まさに「金」のような存在です。地球に埋蔵されている金を掘り越して、人々は資産としてそれを保有します。金がたくさん採掘されたり、金を売る人が大勢いると、金の価格は下がり、逆もまた然りです。
発行数の上限が決まっている仮想通貨は、資源が限定的或いは限りがあるので、価値が付くのです。本物の金が世界中の砂浜や公園や道端にどこにでも落ちていたら、だれも見向きしないはずです。金は採掘量に限度があるから希少なんです。
上限が決められた仮想通貨も同じで、その希少性から価値が付けられます。
この点、金の採掘の歴史は何前年と古いものですが、仮想通貨の歴史はまだまだ浅く、2008年10月にサトシ・ナカモトという人物がビットコインに関する論文をインターネット上に公開したことから始まりました。
つまり、暗号通貨はまだまだ採掘され続け、今後その価値がどんどん大きくなり続ける市場なんです。暗号資産について考えると、自分たちは今すごく良い時代にいると思えませんか。
そう未来は明るいんです。
ちなみに、豆知識ですが日本では正式名称を「暗号資産」と呼びます。「仮想通貨」という呼び方が浸透していたので今でもそう呼ぶ人が多いようです。
長々となってしまい申し訳ございません。
仮想通貨の安全性
仮想通貨は安全なのでしょうか?
安全です。
その理由や根拠を挙げたいと思います。
仮想通貨は元々「発行者がいない」という思想のもとに誕生しました。
つまり、従来の金融システムのように国や政府、銀行など中央の組織に管理されるのではなく、「自分の資産は自分で管理」するお金の在り方を目指しています。
従来の金融システムでは、管理することでコストがかさんだり、銀行口座を持っている人でないと送金できません。
一方で、仮想通貨は暗号技術やブロックチェーンと呼ばれる技術によって、中央ではなく、分散してデータを管理する仕組みです。(仮想通貨の代名詞ビットコインは分散型と覚えておきましょう)
ブロックチェーンとは、簡単に言うと暗号資産を送ったり受け取ったりという取引履歴が記録されたものです。
これを分散型台帳と呼ぶそうです。銀行の通帳のようなものです。通帳には送金、入金履歴が残ります。それと同じ。
例えば、世界中で行われるビットコイン(BTC)の取引に対して、1つの通帳が用意されているとイメージしてみてください。
AさんからBさんに1BTC送金しました。すると、送金日時、枚数など詳細な情報が暗号化されて、この通帳に書き込まれるわけです。通常の銀行でもデータが一杯になると新しい通帳に繰り越されるのと同じく、仮想通貨の通帳データ(ブロック)が一杯になれば新しい通帳(ブロック)が作られます。
「ブロック」をビットコインの取引記録と考えてください。ブロックは情報の塊です。無数のブロックがチェーン(くさり)のようなものでつながっている。つまり、ビットコインを利用している皆で情報を共有しているという意味です。
AさんがBさんに送金する際、そのやり取りに間違いがないか全員で監視しているイメージです。
誰かが改ざんしても、大多数の人が正しい情報を持っているので、不正は簡単に見つかってしまいます。
また、一か所にデータがあるわけではないので、物理的な攻撃も不可能ですし、誰かかが情報をすべて持ち出すこともできません。分散された情報だからです。
情報は仮想通貨を保有している人なら誰でも見ることができ、誰がどこに通貨を送金したか、利用したかすべて共有していますので、かなり透明性の高いシステムといえると思います。
同じ通帳をみんなが持っている。なんかすごいシステムですね。これなら安心!
ところで、小心者の私はある日突然、仮想通貨の価値がゼロになるとか、仮想通貨そのものがなくなってしまうのではないかと考えてしまうこともありました。
価値が0になる可能性はあるかもしれませんが、その可能性はゼロに等しいというの結論です。
日本円の法定通貨も日本が信用を失えば、お札が紙くずになる可能性も残念ながらゼロではありません。
でも現実問題、決してそうはならないと皆思っています。
もしそれが心配なら、日本円を銀行に預けたりせず、米ドルに両替したりして持っているはずです。
ビットコインは世界中にネットワークがあり、グローバルに通用する通貨です。つまり、他の国の動向により価値を失うことはないといえるのです。
むしろ、法定通貨よりもビットコインが支持されたという事例もあります。
例えば、2013年のキプロスショックを挙げることができます。キプロス共和国で発生した金融危機では、ビットコインの価格が高騰しました。つまり、国の通貨より安全性の高いビットコインを買う人が増えたのです。
仮想通貨そのものがなくなるという心配はどうですか?
心配無用のようです。
実際、海外ではビットコイン決済が広まっています。
アメリカではオンライン決済サービス大手のペイパルがビットコインでの決済を承認しました。
大手企業、グーグル、アップル、マイクロソフト、テスラなどの大手企業もビットコインビジネスに参入しています。
また2024年1月10日に米証券取引委員会(SEC)は、暗号資産(仮想通貨)で時価総額最大のビットコインの現物ETF11本を承認すると発表しました。
海外では給料や報酬などもビットコインで支払う企業を出てきました。
日本では、全世界初めて仮想通貨の法整備が2017年に行なわれ、「法定通貨と交換もできる財産的価値である」と定義されました。
海外旅行の際、外貨に両替する手間や手数料を支払わず、仮想通貨で決済できる時代がもうすぐそこまで来ているのです!
でもちょっと待ってください。確かビットコインって以前ハッキングされて不正流出したことなかったですか。
そんなニュースありましたね。大丈夫です。発禁されたのはビットコインそのものではなくて、保管していた仮想通貨取引所なんです。
取引所の金庫がハッキング被害を受けたので、現在はより強固なセキュリティ対策が講じられています。
確かに、仮想通貨の売買ができる取引所を選定する際、信用できる大手の取引所を選ぶ必要はありますね。
ここまで長かったですが、目を通していただきありがとうございます。
次は、仮想通貨の種類についてまとめます。
仮想通貨の種類
仮想通貨といえば、「ビットコイン」誰もが思い浮かべますね。代表格です。
でも、仮想通貨はビットコインだけを指すわけでなく、それ以外の通貨もたくさんあります。
ビットコイン以外の通貨を「アルトコイン」と呼ぶそうです。分かりやすいですね。
ローランドさんみたく、「俺」か「俺以外」か、みたいに。
では、アルトコインには代表格があるのでしょうか。
あります。
「イーサリアム」(ETH)という仮想通貨です。
イーサリアムはビットコインの次に誕生したコインで、ビットコインとイーサリアムは仮想通貨の象徴的存在です。
アルトコインの代表格、イーサリアムについて、少し詳しく解説します。
そもそも暗号資産はブロックチェーンによって成り立っているのですが、各暗号資産ごとにオリジナルのブロックチェーンがあります。
イーサリアムにはイーサリアム専用のブロックチェーンが存在します。
イーサリアムはこの点、画期的で世界に革命を起こした暗号資産の一つです。ビットコインと同じように、送金したり、買い物決済できますが、それ以上の仕組みがあります。
その特徴はビットコインのようにコインそのものの価値に基づいて使うというよりも、イーサリアムを基盤として様々なサービスを展開することにあります。(これをプラットフォームと呼ぶそうです。)
難しいですね。
例えば、イーサリアムが任天堂のゲーム機本体だとしたら、イーサリアムの中のサービスはすべてゲームソフトのようなイメージです。
ゲームソフトを持っていても、ゲーム機本体を持っていなかったとしたら遊べないのと同じです。
イーサリアム(本体)のブロックチェーンを使って、文字通りゲームを楽しんだり、デジタルマーケットや資産運用や契約書や証明書の発行など多岐にわたるサービスの恩恵を受けることができるのです。
奥が深すぎますね。
さてアルトコインの種類はどれくらいあるのでしょうか?
2020年時点で世界に2000種類以上あると言われてきました。今でも毎日のようにいろいろなアルトコインが世界中の暗号資産取引所で上場していますし、アルトコイン自体も誕生しています。
それらすべてのコインが価値があるわけでなく、無価値になり、電子ごみになったコインは星の数ほどあるんです。
いずれにしても、仮想通貨の象徴「ビットコイン」とアルトコインの代表格「イーサリアム」この2種類のコインなくして、仮想通貨は語れません。
コインのタイプ
アルトコインは、投資してもよいコインとやめておいた方がよいコインがあります。
2000種ものアルトコインがあるのですから、迷ってしまいますよね。
ここでは、コインの銘柄というより、コインには特徴つまり、タイプがあることをお伝えします。
コインは大きく分けると5つほどに分類できます。
①決済に使うコイン
決済やコインの送金に特化したコインです。
「ビットコイン(BTC)」「ライトコイ(LTC))」「リップル(XRP)」というコインが代表的です。
②プラットフォームと型のコイン
代表的なコインは「イーサリアム(ETH)」や「トロン」などです。
③プラットフォーム型コインをバージョンアップさせたコイン
従来のコインの弱点をカバーしたコインです。使用料を安くしたり、処理能力を向上させたコインとのことです。
代表的なコインは「ソラナ」や「アバランチ」と呼ばれるコインだそうです。
④クロスチェーンタイプのコイン
異なるタイプのコインの互換性をよくするコインのようです。
代表的なコインは「ポルカドット」「コスモス」などが挙げられます。
⑤「草コイン」と呼ばれるコイン
2ちゃんねる用語らしく、時価総額が小さいコインや知名度の低いコインなどの総称のようなものです。
草コインに少額投資したら爆上がりして儲かったなどという話がSNSなどで話題になります。
草なのでほとんどが枯れてしまいますが、草から林へ、林から森へと時価総額が伸びて人気を集めるコインもあります。
「柴犬コイン」などはその一例です。
コインにはそれぞれ種類、特徴、タイプがあることがお分かりいただけたでしょうか。
暗号資産やコインと言うとお金をイメージしてしまうかもしれませんが、各コインを会社だと考えると、わかりやすいですね。
例えば、ビットコインという会社があって、職種は国際送金を自由に行える会社で、その会社の株式がビットコインというわけです。
イーサリアムという会社は、ブロックチェーン上で、コインを発行したり、便利なサービスを展開する業種です。この会社のシステムを利用するには「イーサ」というコインが必要になります。
イーサリアム会社の利用料が高額なので、うちの会社では、クオリティーはそのままで、もっと低価格で提供できますよと名乗り出た会社が、「ソラナ」という感じです。
また、マックとウィンドウズの互換性をよくする変換アプリをなどを開発するような会社をクロスチェーンタイプのコインなんだと簡単に覚えておくこともできます。
何だか、たくさんカタカナが出てきて疲れましたね。
簡単にまとめておきます。
仮想通貨とは、インターネット上で取引される形のないお金です。ネット上で使えるようなお金です。
仮想通貨は、安全な通貨です。ブロックチェーンと呼ばれる仕組みは素晴らしく、改ざんが極めて難しいです。
仮想通貨にはそれぞれ特徴がありタイプ分けできます。
取り敢えず、暗号通貨の王様「ビットコイン」、それ以外のアルトコイン、アルトコインの代表格「イーサリアム」というコインを覚えておけば投資はできます。
次回は仮想通貨の可能性と魅力、仮想通貨で投資するメリットについて書きたいと思います。
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