はじめに
「晩ごはん何たべたい?」
「なんでもいいよ」
「今度の休みどこにいこうか?」
「どこでもいいよ」
そう返答されると腹が立つのでは。
残念ながらわたしはこう答えてしまいがちな人間です。
わたしのような優柔不断な人といると疲れてしまいますね。
なんでもスパッと自分の道を選んで行動できる人になりたいです。
そうグズグズせず、リスクばかりを考えず。
「No pain, no gain」
「痛みなくして得るものなし」「リスクなくして成功なし」
↑座右の銘にしたい言葉です。
究極の選択を迫られたら覚悟がいります。
では、絵本の中ではどうでしょうか。
今日ご紹介する本は、究極の選択を迫られ続けます。
答えは必ず選んでくださいね。
子どもと一緒に楽しめる絵本です。
題名「ねえ、どれがいい?」
公式ページのリンクです↓
ページをめくるごとに究極の選択を迫られます。
あらすじ
『「ねえ、どれがいい?」と問いかけながら、次々と繰り出される奇想天外な選択肢。
子どもたちは「どれもイヤ」と言いながら、大喜びであれやこれや悩みます。』(出版社からの引用文)
だんだん選択肢がディープな内容になっていきます。
一例)「大蛇にまかれる」「魚にのまれる」「ワニに食べられる」「サイにつぶされる」 ー さあ選んで!
みたいな・・・。
この絵本を読んで、子どもと楽しめないなんてことは絶対ありません。
魅力
1 飽きさせない
どのページも何か一つ選ばねばならない形式になっています。
次のページをめくると、どんな選択問題が出てくるんだろう と期待を高めてくれます。
しかも、その選択がページをめくるごとに究極になっていくんです。
構成も子供の感心を引き付けるよう、よく練られている本だと思います。
2 親子の会話が弾む
どの選択肢を選ぶべきか
なぜそれを選んだか。選ばなかったか。
色々意見交換して子供の考えを知ることができます。
以前と最近では、決定する選択が違ったりして、子供がより深く考えていることを知ることもできます。
子どもならではの視点や感性をしって、驚ろかされます。
そして、親自身も真剣に考えてしまいます。
児童用の絵本なのに真剣に考えてしまう自分がいるんですね。
3 想像力が育まれる
ユーモアいっぱいの内容で、かつ絵も見やすいので、場面を容易にイメージできます。
どれも嫌な選択肢なんだけど、選ばねばならない。
どんな決定が一番ましなのか、又は楽しいのか
子どもなりに色々考えるわけです。
まさに、想像するって楽しいということを肌で体験できる絵本です。
まとめ
まさに絵本の醍醐味といった作品です。
絵本を読む時間より、子どもとあれこれ話す時間のほうが長く、より楽しめます。
またみんなが同じ答えを持っているわけでないし、持たなくても良いことも教えてくれます。
一人一人の選択は違ってもいいんだ。
やっぱりそれぞれ個性が違うんですから。
大げさかもしれませんが、遠回しにそういうことも教えている絵本かなとも感じました。
ぜひ親子でお楽しみください。
それではまた!!
作品情報
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- 題 名 ねえ、どれがいい?
- 作 者 ジョン・バーニンガム
- 訳 まつかわ まゆみ
- 絵 ジョン・バーニンガム
- 出版社 評論社
- 出版年 2010
- 税込価格 1650円
- ページ数 28ページ
- 対象年齢 3歳から
- 我が家で主に読んでいた年齢 2-4歳(現在進行中)
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